2020年07月31日
中国から米国に謎のタネ「絶対に蒔かないで」当局が警告
現在、米国の各地に謎の“タネ”が大量に送りつけられているという。
米農務省は28日に出したプレスリリースで、「全国各地に中国から一方的に送りつけられたと思われる不審なタネの袋が届いている事案について、現在関係各所と連携して調査中です」と発表。頼んだ覚えのないタネが届いた場合は、直ちに州の植物規制局か、動植物衛生検査局に連絡するよう促している。また、害虫や外来種から国内の農業を守るためにも、「決して原産地不明のタネを蒔かないでください」と強く念を押している。
封筒には中国から発送されたことを示すラベルが貼付され、品名には「ジュエリー」「指輪」などと記載されているケースが多いという。現時点で当局は「ブラッシング詐欺」の可能性が高いと考えており、送られてきたパッケージを捨てずに保管し、指示があるまで廃棄しないよう求めている。
ブラッシング詐欺とは、注文していないユーザーに商品を発送することで注文番号を架空発行し、その番号を使って商品に肯定的な虚偽のレビューを書いて消費者を騙す手口のことだ。
たとえ詐欺ではなくても、この謎のタネは生態系にネガティブな影響を及ぼす可能性もある、という懸念もあがっている。
テキサス州農業委員会のシド・ミラー氏は「侵入植物、と言うとさほど脅威には聞こえないかもしれませんが、この小さな侵略者はテキサスの農業を破壊する可能性があるのです」と警鐘を鳴らす。ペンシルベニア州立大学の植物病理学・環境微生物学教授のカロリー・ブル氏は、「特に心配すべきは、その種子が食料や動物の餌として栽培されているものに類似した植物であった場合、中に病原体や虫が潜んでいる場合があるということです」とNew York Timesにコメントを寄せている。
28日までに、27の州でタネの送りつけが確認されているという。
日本でも届いたとの報告
植物防疫所によれば、日本に植物の種を輸入する場合、通常は植物防疫法の規定により、適切な検査を経て、検査に合格したことを示す「合格検査合格認印」が外装に押されていなければならないといいます。しかし、今回のように突然送りつけられるようなケースでは、合格のスタンプが押されていない場合が多く、もしもスタンプのない植物(種)が届いた場合は「そのままの状態で、最寄りの植物防疫所にご相談ください」とのこと。もちろん、むやみに開封したり、植えたりしてもいけません。
きのこますお
@KinokoMasuo
全米で問題になっているらしい、中国郵政から謎の種が届くというやつ。
これのこと…なのか……?
開けてもーたよ。
どうするよ。
アマゾン用に使っている住所に届いたから、確実にアマゾンから情報が漏れた。
なんの種だ??
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